佐藤  道代   イサドラ・ダンカン国際学校日本大使

 佐藤道代はモダンダンスに日本の身体言語を融合し、普遍的、元型的身体言語を追求する舞踊家・振付師であり、公演・創作・教授活動を行う。 自然、東西の神話にインスピレーションを得て、独自の物語を踊る作風は、ニューヨーク・タイムズ紙に「スタイル・内容共に洗練された手 法.」 と評される。
  
 幼少期には音楽を、高校及び津田塾大学国際関係学科在学中に山火わかこ氏等に舞踊を学ぶ。1993年にロータリー財団奨学生として留学 した ニューヨーク大学より1997年に修士号及び舞踊教育学科長賞「舞踊教育への特別な専心」を授与。1994年リンカーン・センターのアウトド ア フェスティバルでは、カーマン ムーア氏の「21世紀へのミサ曲」にて振付助手を務める。 
 
  演者として、1998年米国ロックウェル・プロダクション、ミュージカル「王様と私」にエンジェル役にて出演。2006年シアターXケイ・タケイの「平家女護島」イオネス コの「授業」、2009年花柳面「五月の空」、2015年タンダバハ90周年記念公演等で様々な舞踊家、演劇人の作品に出演。
  
  振付家として、ジョン・ミード、エリック・ホーキンス&ルシア・ドルゴシェウスキー、メリー・アンソニー、マーサ・マイヤース、ジーン・ブレシアニ氏らに師事。自作を日本 (愛地球博、津田ホール等)、米国(国連、Mulberry Street Theater,等)、英国(大英博物館等)各地で公演し、1998-9年には北米(NY, Chicago, St. Louis, Kansas)での自作品のツアー公演を行う。2004年夏にNYジョイス・ソーホー劇場にて、津田梅子や女工等日本女性に関する公演 「SILK AND UME BLOSSOMING: To Women of Japan」を連日満席で行う。2003年、2004年舞踊批評家協会新人賞ノミネート。2005年Die Pratze観客賞受賞。

 イサドラ・ダンカン舞踊家として、1999年イサドラ・ダンカン国際学校教員免許取得後、2000年多摩美術大学美術館公演より同校日 本大 使として、ダンカン舞踊の公演と指導を、同校芸術監督ジーン・ブレシアニと共に行う。「東洋と西洋からのイサドラ・ダンカンへのオマージュ」 と題して2001年に英国大英博物館、トロント(St. Lawrence Center for the Arts)にて公演、ワークショップを行う。2004年東京国際文化会館にて同企画公演。2005年ギリシャ「デルフィ芸術祭」委員。2006年アサヒ・アート・スクエア にて「つらなり」公演。2007年台湾芸術大学等ツアー。2010年に横浜アート・フォーラムにて「元始女性は太陽であった」、2012 年に 浦安Wave101にて「愛」、船橋きららホールにて「愛の様々な形を奏で踊る〜ブラームスとイサドラ〜」、2014年浦安Wave 101にて「海」、秋田バレエ協会「藤田嗣治へのオマージュ」、2015年けやきホール「未来を拓く自己表現」等公演を行ってきた。

 2007年に、「スピリチュアリティーとは何か?」(なかにしや出版)」内に論文「イサドラ・ダンカンの舞踊理論とスピリチュアリ ティー」 を、2013年春「世界のダンス」内に「古代ギリシャとイサドラ・ダンカン」(不昧堂出版)を著す。2011年NHK「日曜美術館」に、ギリ シャの舞踊に関し出演。

 舞踊教育者として、2015年現代舞踊協会夏期舞踊大学、2016年全日本児童舞踊協会にてダンカン舞踊と創作法を伝える他、日本語・ 英語 圏にて子供から大人までの幅広い教授経験が有り、ニューヨーク大学、全国教育系ワークショップフォーラム、津田塾大学、学習院女子大学等でも 指導を行ってきた。「身体の気づきと癒し:イデオキネシオロジー」(解剖学とイメージで身体を内観し感覚を高める動きの再教育法)も指 導。現 在は千葉県市川市水芭蕉庵スタジオ、幕張インターナショナル学校など千葉県を中心に指導を行い、福島県伊達市の小学校にて、福島の自然の美し さを踊るワークショップも行っている。
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